当たり前に賃金が上がる社会へ ’23春闘総決起集会
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連合栃木2023春季生活闘争委員会は2月25日、県内加盟労組の団結をはかり、広く春闘をアピールするため、総決起集会を栃木県総合文化センターで開催した。集会には県内各地から組合員ら860名が結集。急激な物価上昇に賃金上昇が追い付いていないことから、連合は定昇含む5%程度の賃上げ方針を掲げ、粘り強く交渉することを誓い合った。
継続的な賃上げを
集会の冒頭、主催者を代表して吉成剛闘争委員長は「賃上げは、首相や経済界代表が言うから実現するものではない。労使でしっかり論議をした上で、賃金は上がるという認識だ。賃金が上がらなければ、未来が描けないし、特に中小企業の賃金が上がらなければ、賃上げが実現したとは言えない。継続的に賃金が上がることが当たり前の社会へ、ターニングポイントとなる春闘にしていく」と決意を語った。
単組からは、パナソニックスイッチングテクノローズ労働組合大田原支部(電機連合)とクボタケミックス労働組合(JAM)から、各業種の状況や今次交渉に臨む決意が語れた。また、丹和子闘争副委員長からは「ジェンダーレスな働き方の実現や家庭生活時間の確保を労働組合が率先して提言していこう」と呼びかけた。
議事では、「集会アピール」、「最低賃金取り組みアピール」、「第20回統一地方選挙勝利に向けた特別決議」を、それぞれ満れ満場一致で採択。最後は吉成闘争委員長が音頭をとり、全員で「がんばろう」を三唱し、気勢を上げ、その後は、賃上げ実現などを訴えてデモ行進した。