■春季生活闘争とは?

春季生活闘争は1955年に始まりました。多くの企業にとって新年度となる4月に向けて、2月頃に労働組合が賃金をはじめとした労働条件の向上を使用者(経営者)に要求し、その後使用者と交渉を重ね、3月頃に決定することから「春季生活闘争(春闘)」と呼ばれています。
日本の雇用慣行の特徴として、就職を控えた学生の卒業が3月、企業の採用時期が4月と連動していることや、昇進・昇格や配転なども4月に行われることが多く、そのため4月から賃金なども変わる場合が多いこと、多くの企業では会計年度が4月1日~3月31日とされていること、などの理由により、新年度となる4月に合わせて2~3月に労使交渉を行うことから「春季生活闘争」としています。