ストップ!クビアカツヤカミキリ 学習会

環境問題への意識醸成やエコライフの推進に取り組んでいる連合栃木エコ・プロジェクトは5月20日、学習会「ストップ!クビアカツヤカミキリ」を開催した。

クビアカツヤカミキリは、中国やベトナム原産の昆虫で、サクラやウメ、モモ等の樹木の内部を食害し、枯死させることで知られる。メス1匹が数百から千程度の卵を産むなど在来種よりも繁殖力が強く、近年、栃木県内でも県南地域を中心に被害が拡大している。

学習会では、県環境森林部自然環境課の大塚竜太主任が講演し、クビアカツヤカミキリの食害被害の特徴や住民と連携した普及啓発、対策が欠かせない解説とした。

大塚氏は「クビアカツヤカミキリの被害が広がると、農業への被害や花見が出来なくなり経済的損失も懸念される。県、市町、住民が連携・協力して監視していくことが必要だ」と訴えた。