2025防災セミナーを開催しました
\在宅避難 トイレは大丈夫?/
連合栃木は9月13日、「2025防災セミナー」を開催し、27名が参加しました。講師に、管理栄養士・防災士・災害食専門員でもある株式会社オフィスRMの今泉マユ子代表取締役をお招きし、「在宅避難の備え~トイレの備えも忘れずに~」と題して講演いただきました。
今泉先生は「被災後に住宅の安全性が確認できれば、家に留まって避難する『在宅避難』を多くの自治体が推奨している」と紹介。その理由としてストレス軽減やプライバシー確保などがあるとしました。また、「ライフラインが止まった家は「テント」と同じで、備え無しで避難は成り立ちません」とし、一番大切な備えは、「家の耐震補強や家具転倒・落下防止で命を守ること」と話されました。
大規模災害のたびに、繰り返しトイレが問題になっており、特に被災経験者から聞いた家庭のトレイ状況として、臭いや水の備蓄といった課題があげられています。被災地では出来るだけトイレに行かないように食事や水分摂取を控える人もいて、栄養状態の悪化や脱水症状を招くことがあるとし、今泉先生は「トイレ問題は命にかかわります」と指摘。また、携帯トイレを備蓄するだけでなく、非常時のうちに一度使っておくことがお薦めであるとし、臭いはどうか、処分方法はどうしたらよいか、慣れておく必要もあるとしました。
今泉先生は「防災には正解がありません。色々なやり方を知り、自分に合う方法を見つけてください」と話されました。




