真の多様性が根付く社会へ 男女平等月間の活動

男女平等参画・ジェンダー平等研修会

6月8日(土)、宇都宮市パルティにおいて、講師に武庫川女子大学の本田一成教授をお迎えし、「クミジョ・クミダン パートナーシップ プログラム(K2P2)とは何か」と題した研修会を開催しました。

講演では、労働組合にかかわる女性・男性(クミジョ・クミダン)それぞれの視点や考え、意識を整理したうえで、クミジョ・クミダンのパートナーシップ再構築を切り口に組合活動の再生を目指すことで、労働組合の存在価値やブランディングに貢献していくことの重要性などについて学び、「K2P2に期待すること」として、それぞれの考えを紙に書いて提出。本研修会には男性(クミダン)も多数参加、研修終了後も個別に講師のもとへ相談に行く様子もみられ、真のパートナーシップ構築に向け、スタートラインに立つための貴重な機会となりました。

全国一斉集中労働相談ホットライン

6月4~5日の2日間、「女性のための労働相談ホットライン」を開設し、連合栃木では女性委員会やジェンダー平等局役員、連合栃木議員懇女性議員がアドバイザーとして対応しました。「職場で同僚が受けている行為がハラスメントに該当するか?」「自分の年休は何日付与されるのか?」などの相談がありました。

また、6月5日には男女平等月間やホットラインPRのため、JR宇都宮駅西口において街宣活動を行い、本取り組みの主旨や連合が取り組んでいる男女平等参画・ジェンダー平等推進の活動などについてアピールを行いました。

栃木労働局などへ要請書提出

6月20日、女性委員会の丹委員長と小池事務局長が栃木労働局雇用・環境均等室、栃木県産業労働観光部、栃木県経営者協会をそれぞれ訪問し、連合が目指す「すべての人の人権が尊重され、誰もが自らの能力を十分に発揮し、安全に安心して暮らせる社会の確立」に向けて要請書を手渡しました。

また、三者ともにカスタマーハラスメントへの対応強化を求め、労働局では引き続き連携し「男女の賃金の差異」是正の取り組みと男女が共に育児・介護と仕事を両立できる職場をつくることを確認しあいました。そして県では「県庁燦燦プラン」を紹介いただき、女性がライフステージによるキャリアの不平等を受けることのないよう求めました。