女性労組リーダーは「男文化に馴染まず、女性基準で」

女性委員会は10月14日(土)、栃木市市民交流センターで「女性のための交流カフェinしもつが」を開催した。組合員ら約30名が参加。

講演では、働く人々の「働く力」、「暮らす力」、「生きる力」を支援するため、教育研修等の事業を手がけている「仕事と暮らしの研究所」の鹿野和彦氏から話を伺った。鹿野氏は、労働組合の女性リーダーのキャリア形成と促進のヒントとして「頼まれたことは断らず、仲間を増やして労働組合の可能性を信じること」や「すごく頑張らない。無理なことは伝えて組織で解決すればよい」と述べた。さらには「男性文化に馴染む必要はない。女性の基準でいい」とし、もっとしなやかに、したたかに活動してよいと話された。鹿野氏は、連合栃木総研のクミジョ調査結果も引用しながら、「女性役員のなり手がいないとよく言われるが、男性役員の無意識の思い込みもある。役員になる準備が出来ている女性も多い」と指摘した。

この日は交流カフェということもあり、参加者は、美味しいお菓子とお茶を楽しみながら、グループワークでは和気あいあいと意見交換し、有意義な時間を過ごせたようだ。そして、労働組合が女性の成長を促す組織であり、女性が自らのキャリアをつくっていく場になることも確認し合った。