男だって生きづらいよ! -男女平等月間研修会-
連合栃木女性委員会は6月3日、宇都宮市のパルティで男女平等月間に合わせた研修会を開催した。
講演では、男性学を研究している大妻女子大学の田中俊之准教授から「男って何だろう?男性学から見る多様な生き方・働き方とは」と題して話を伺った。
男性学とは、男性が男性であるがゆえに抱える悩みや葛藤を対象とした学問。男ならではの問題で生きづらさを感じている男性も多い。田中准教授は、「性別が自分の生き方に与える影響を考えることが重要であり、自分と違った価値観を持つ個人や集団に対して、それを柔軟に認め受け入れること、寛容さを持つことが必要だ」と話された。
労働組合にも、先んじて学ぶことで偏った目を持つことなく多様性を受入れ、すべての働く者が安心で働きやすい環境をつくることが求められている。
参加者の一人は「これから大きく変容する社会に生きていく私たちにとって、興味深い内容だった」と感想を述べた。